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交通事故で言葉が不自由になった!高次脳機能障害の後遺障害等級を解説

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交通事故が原因で言葉が不自由になったという症状がある場合、交通事故の度合いが大きく、頭に大きな衝撃を受けたことが原因であるケースがほとんどです。

交通事故により頭に大きな衝撃を受け言葉が不自由になった場合は、「高次脳機能障害」が疑われることになり、言語だけではなく様々な後遺症が残ることがあります。

そこでこの項目では、言語障害を発生させる高次脳機能障害の後遺障害等級について解説していきます。

 

高次脳機能障害ってどんな病気?

高次脳機能障害とは、知覚、記憶、学習、思考等の認知過程をはじめ、言語、感情、メンタルなど脳の機能に異常が発生した状態と言われています。

脳が損傷されたために高次脳機能障害が起きてしまうのですが、高次脳機能障害の厄介なところは、目にみえてわかる症状がないので、自覚症状がないという点です。

 

高次脳機能障害の主な原因

高次脳機能障害には以下の2つの原因があります。

外傷性脳損傷

交通事故で多いのは、外傷性脳損傷です。外傷性脳損傷とは、交通事故の際に、頭部に大きな衝撃が加わり、脳が損傷(脳挫傷)したり脳の神経線維が損傷(びまん性軸索損傷)したりすることです。

びまん性軸索損傷は、脳の軸索という神経細胞が損傷した状態のことを言いますが、交通事故で強く頭を打ち6時間以上の意識消失を起こすという特徴があります。

 

脳血管障害

脳の血管が詰まる脳梗塞、血管が破れて脳の中で出血が起こる脳出血、脳を守る頭蓋骨とその下にあるくも膜の間に血液が流れ込み拡がるくも膜下出血などの脳血管障害が起こることで脳の機能を損なうものです。

 

高次脳機能障害の主な症状

高次脳機能障害が起こると、脳に様々な障害が発生することになります。

高次脳機能障害の症状を大きく分けると、日常生活で頭脳を使う知的行動に支障が出る「知的障害」と、顔面等の筋肉が麻痺することによる「運動障害」がありますが、細かく分類すると次のようになります。

 

自己認識の低下と身体の障害

自己認識の低下という症状には、動作が不十分になる失効症、色やものの認識や判別が不十分になる失認症、言語をコントロールする言語中枢が損傷することによる失語症、体の障害として口や唇などの筋肉が麻痺する構音障害などがあります。

失語症は、言語障害の1種ですが、話す、聞く、読む、書くなどの理解能力に関する障害で、言語障害のもう1つの構音障害は、しゃべる筋肉が麻痺することで正常な会話が困難になります。

 

記憶障害

記憶障害は、今まで経験した出来事やこれまでの記憶が抜け落ちてしまう障害のことです。

日付や自分のいる場所、ものの置き場所がわからなくなるなど、認知症の中核症状の1つと言われています。

記憶障害は、自分で物忘れであるという自覚がなく、日常生活に支障が出ます。

 

注意障害

注意障害とは、長時間同じことに注意することを維持する機能や重要なことに集中することができなくなる状態をいいます。

注意障害の特徴として、何をしてもミスを連発する、どんなことにもあまり興味を示さない、一度に二つ以上のことをするとパニックになる、などが挙げられます。

 

隊行機能障害

遂行機能障害とは、物事を遂行する機能が低下することで、約束事がままならない、何事も途中で投げ出す、自分で計画を立てることができないなど、論理的に考えたり問題を解決したりすることが困難になることです。その結果として、一連の目的ある行為で様々な問題が起きる状態をいいます。

 

感情障害

感情障害とは、自分の行動や感情を状況に応じて臨機応変にコントロールできない状態をいいます。

社会的行動障害の特徴として、怒る・笑うなどの感情をコントロールできない、行動や言動が子供っぽくなる、じっとしていられない、などが挙げられます。

咀嚼障害

咀嚼(口で噛む動き)と脳の障害がなんで関係のあるかよくわからないかと思います。

でも、咀嚼は脳でコントロールしているので、きちんと食べられなくなるっていうのは高次脳機能障害にあたる可能性が高いです。

言語障害をはじめとする高次脳機能障害の後遺障害等級の認定基準

介護が必要になる後遺障害の認定基準

高次脳機能障害の後遺症が残る場合でも、特に酷いケースでは介護が必要になることもあります。

高次脳機能障害により介護が必要になる後遺障害が残ると損害保険料率算出機構から認められる場合は、後遺障害等級の中でも最も高い等級が該当することになります。

また、この場合、常に介護が必要なのか、随時介護が必要なのかによって等級が違ってきます。

 

第1級(要介護)の認定基準

第1級の認定基準とされているのは、神経系統の機能あるいは精神に著しい障害を残すものや、胸腹部臓器の機能に著しい障害を残すもので、常に介護を必要とするものとされています。

第1級に該当する症状は、脳・脊髄・頚髄の損傷があり四肢の運動麻痺(四肢麻痺)が生じたケースや、心臓や肝臓、腎臓、膵臓など、特に生体の内部環境の維持に重要な役割を持っている機能に障害を受け寝たきり状態になっているケースが主な認定基準とされています。

 

第2級(要介護)の認定基準

第2級の認定基準は、第1級の認定基準とほぼ同様の内容ですが、大きな違いは、常にではなく随時介護を必要とするものということです。

第2級に該当する症状は、食事やトイレなど少しの時間であれば、寝床を離れることができる状態であるケースです。

第1級と第2級の違いは、常に寝たきりか少しは起き上がることができるかの違いです。

 

・介護不要の後遺障害の認定基準

介護不要の高次脳機能障害の後遺障害には、言語障害、食事制限など、症状の度合いによって様々な等級が認定されます。

第1級の認定基準

介護がいらなくても1級に認定される脳機能障害は以下のようなものです。

・4種の語音のうち3種が発音不能(※)な場合

 

※語音とは、言葉を組み立てている音という意味です。語音は主に、口辰音(マ行、パ行、バ行等)歯音、歯茎音(サ行、タ行、ラ行等)歯茎硬口蓋音(シャ、チャ、ジャ等)硬口蓋音(カ行、ガ行等)の4種に分かれているとされています。なお、4種の語音のうち1種でも発音不能であったり不明瞭な場合は、家族は理解できるが他人は理解できないと言われており、後遺障害では言語機能の障害を意味します。

 

第3級の認定基準

・神経症状や精神障害が影響して家事や就学等ができない場合等

・4種の言語のうち3種以上の発音ができない場合

 

第4級の認定基準

・4種の言語のうち2種が発音不能な場合

 

第6級の認定基準

・4種の言語のうち2種以上の発音ができない場合

 

第7級の認定基準

・神経系統または精神の機能に障害が残り、平均的な人の約半分の労働能力になった場合

 

第9級の認定基準

・神経系統または精神の機能に障害が残り、就職できる職業が制限されてしまう場合

 

第10級の認定基準

・噛む事(咀嚼)に制限があり固形物の摂取が困難な場合

・4種の言語のうち1種の発音が不能な場合

 

上記は、自賠法上の認定基準ですが、2つ以上の後遺障害が残る場合、併合障害として等級がさらに上がることもありますので、何級に該当するのかを判断することは困難です。

また、高次脳機能障害は、会話に関して理解する能力が低下したとしても、聴力自体には問題ありませんので、たとえ会話等の反応が鈍いと感じたからと言って、聴力に関する後遺障害等級の申請をしても認定されることはかなり難しいでしょう。

 

高次脳機能障害は後遺障害の認定が難しい!後遺障害を認定してもらう方法

最低限必要な条件

高次脳機能障害は自覚症状がないことも多く、目に見える症状が乏しいため、後遺障害を認定してもらうためには、医学的に後遺症を証明することが必要不可欠です。

医学的に証明するとは言っても、高次脳機能障害の後遺障害は特に高い等級となりますので、医師が作成した診断書での証明だけではなく、上記で紹介した後遺障害等級を証明する画像所見が必要になります。

また、高次脳機能障害の後遺障害に該当する等級を得るためには、最低限クリアしていなければいけないポイントもあります。最低限必要な条件として次のようなものがあります。

 

  • 初診時の診断書に頭部外傷の記載があること
  • 事故直後に6時間以上の意識障害があること
  • 事故後、軽い意識障害が1週間以上継続したこと
  • 事故後すぐに5ステラ以上のMRIを撮影していること
  • 診断書に高次脳機能障害・脳挫傷・びまん性軸索損傷等の記載があること

 

高次脳機能障害の後遺障害等級認定の最低ラインとして「意識障害」と「画像所見」が重要な鍵を握っており、「専門の病院を受診する」ということが非常に重要です。

後遺障害を認定する損害保険料率算出機構が国の機関であるように、国の行政機関である厚生労働省が設けている高次脳機能障害の支援センターを利用するのが望ましいと言われています。

 

事故後必要となる検査について

事故直後には、高次脳機能障害の裏付けとなる画像所見が発見されないこともあります。

例えば、びまん性軸索損傷がこれにあたりますが、この場合、事故から3ヵ月から6ヵ月程度たった後に画像に高次脳機能障害の裏付けとなる画像所見が発見されることがあります。

つまり、高次脳機能障害の後遺障害等級の認定を受けるためには、事故直後の診断や画像等による検査も重要ですが、その後の検査も重要になるということです。

脳を支配する機能としては知力・言語・記憶力など様々なものがありますが、高次脳機能障害を証明するためには、どの機能の障害を証明する必要があるのかによって検査の内容が異なります。

 

知的障害の検査

知的障害の検査には、「神経心理学的検査」を受けることになります。

神経心理学的検査とは、高次脳機能を評価する検査となり、高次脳機能障害の後遺障害等級の認定には欠かせない検査です。神経心理学的検査でも日本で広く使用されているものは、知能テストであるWAIS-RやHDS-R(長谷川式簡易痴呆スケール)という検査です。

また、記憶力の検査では、WMS-R(日本版ウェクスラー記憶検査)や三宅式記銘検査という検査です。高次脳機能を検査する方法は、この他にもありますが、症状や後遺障害等級等に適切な検査を受ける必要がありますので、交通事故の専門家である弁護士と専門の病院の指示を仰ぐことが重要です。

 

言語障害の検査

言語障害は、言葉の理解や言葉の選択などの理解能力が損なわれる失語症とは別に、身体的な麻痺等により身体の運動機能のダメージを原因とする発語発音器官の構音障害であることを証明する必要があります。

また、構音障害には運動性・器質性・機能性・聴覚性の4つの項目があり、失語症と構音障害の検査には、SLTA(標準失語症検査)、MMSE、HDS-R(長谷川式簡易痴呆スケール)等が多く用いられています。

 

定期的なリハビリを続けることも大切

高次脳機能障害の後遺障害等級の認定を受けるためには、必要最低限の条件を満たし、高次脳機能障害の適正な検査を受ける必要がありますが、高次脳機能障害であるということを客観的に証明する資料も必要になります。

定期的なリハビリを続け、治療実績を作るようにしてください。

 

まとめ

交通事故が原因で言葉が不自由になったと感じたら高次脳機能障害の可能性が高いです。

高次脳機能障害は言語障害をはじめ様々な障害が残る厄介な症状ですが、自覚症状もなく目に見えない症状であるだけに、様々な立証証拠が必要になります。

適切な等級の認定を受けるためにも、事故後言葉が不自由になった等、少しでもいつもと違う症状を感じたときは、必ず交通事故の専門家である弁護士に相談するようにしてください。

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